ケン坊の資産運用日記

サラリーマンが小型株の中長期投資(3か月~数年)で資産形成を目指す。目指せ!!お金に縛られない自由な人生!!

2012年09月

2012年9月の成績



毎年9月は下げていたので、今年はどうかなって思っていたのですが、
今年の9月は小型株は好調だったんじゃないですかね?


2012年9月 +2.9%
今年1月からの成績  +22.5%


9月の最終日にアテクトが場中に急騰したので、
「おおっ」て思ったのですが、最終的には長い上髭になってしまいました。
ここしばらくはじわじわ上げていたので、そのままゆっくりでよかったんですけどね。
260円でちょっとだけ売ったのですが、残りはまだまだ保有の予定です。
下げるようなら買い戻すかも。
しばらく上値は重くなりそうですね。

それと、ブレインパッドを新規で購入しました。
ここ最近のマイブームの業績回復株ではなく、流行ど真ん中のバリバリの成長株です。
「ビックデータ」、「データマイニング」は一時期の流行にはとどまらない、
マーケティングを含めた色々な業界をを変える可能性があると思っての購入です。
買ってすぐに急騰したので、かなりラッキーでした。
ただ、早く上げすぎたのでちょっとした買えなかったですけどね。

10月はどうなりますかね?
日米欧の金融緩和が出そろって、上に行くような気がしますが、
みんながそう思っているときには思った方向の逆に動くんですよね。
仮に上げるようならどんどん利確して、
キャッシュポジションを増やしていきたいですね。


1209 パフォーマンスグラフ


パフォーマンス1209

業績回復株の投資のタイミングは次回以降書いていきます。
書きたいことが多すぎてなかなかうまくまとめられないんですよね。
やっぱり文章を書くのは難しいです。


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アテクト突然の急騰


シリーズで業績回復株の投資タイミングを書こうとしてたところ、突然投資していた業績回復株のアテクトが急騰してあせりました。ま、最終的には「いってこい」でそんなに上げてないんですけどね。

っていうのも、いくつか過去の業績回復株の事例を出して、最終的には「アテクトはまだ早いかも?」って結論にしようと思ってたところだったんですよね。ま、上げるに越したことはありませんけど。


今回の上髭で上値が重くなりそうですが、まだまだこの株はこれから上昇の余地があると思っています。ゆっくり待つことにしましょう。


業績回復株の購入タイミングシリーズは、次回更新予定です。


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業績回復株の投資のタイミング


ここ最近のマイブームである、業績回復株への投資タイミングについて、少しまとまった記事を書いてみたいと思います。題して、業績回復株の投資タイミング。


業績回復株は、その会社に対して多くの投資家が何も期待をしていないことから、一度業績回復が確実に見えてくると、短期間で大きく上昇することがよくあります。ただし、そんな企業はかなり稀で、むしろ倒産や会社更生法適用といった、リスクのほうが大きかったりします。

倒産でもしようものなら投資資金が全く帰ってこないので、かなりハイリスクハイリターンな投資法といえるでしょう。


そういったことを踏まえて、どのタイミングで業績回復株に投資すれば、倒産のリスクを抑えながら大きなリターンを狙えるのか、いくつかの銘柄を例にしながら考えてみようっていうのが今回の目的です。


私が考えるに、業績を回復させる企業にはある程度決まったパターンがあると思っています。それは、以下に示す三つの過程を経て、業績が回復していくのではないでしょうか?

1.赤字が止まる
2.新しい(もしくは今までの事業での)収益の目処が立つ
3.財務(借金)の目処が立つ

この3つの過程は必ずしもこの順番になるとは限りません。また、売上や利益が右肩下がりなだけで、赤字になっていない会社もあれば、赤字だけれど財務は健全な会社もあります。ただし、この3つがそろって回復したときの株価の回復具合はやっぱり目にみはるものがあり、少なくとも底値から5倍位は簡単に狙えるんじゃないでしょうか?ま、底値で買うのはまず無理ですけどね。


一つずつの項目を詳しく見ていきます。


まずは一つ目の「1.赤字が止まる」。
業績が悪い企業はやはりそれなりに理由があって業績が悪いはずです。そもそも本業がうまくいっていないとか、設備投資や新規事業の失敗、余剰人員を抱えていたり、景気循環なんかも一つの要因かもしれません。

業績を回復する前には必ずと言っていいほど、最初に出血を止めます。それは人員のリストラであったり、工場の閉鎖であったり、部門の縮小や整理であったり、減損損失の計上であったりと、一時的にみると大赤字を出して、膿を出し切るような手法を取る企業が多いように思います。

財務諸表的には、例えば営業キャッシュフローが黒字に転換したとか、減損損失を出すことで償却費が減って黒字に転換したとか、リストラによる販管費の減少で黒字に転換するとかそういった傾向が出てきます。

そうやって、赤字を垂れ流す部分に外科手術をくわえながら、次の新しい収益に目を向けます。



次は、「2.新しい(もしくは今までの事業での)収益の目処が立つ」
赤字が止まった次は収益に目処をつける作業です。
ここでは、今までの事業を見直すことで収益を上げる方法もありますし、新しい収益の柱を作ることで利益を上げることもあります。ただ赤字部門を整理しただけで収益が上がることもあるでしょう。

勝手なイメージですが、やはり多くの業績回復株で本業に特化することによって業績を回復させるケースが多いように思えます。やはり新しい事業を立ちあげるのはどんな企業にとっても難しい手法なんでしょう。

財務諸表的には、一番わかりやすいのが「売上が回復してくる」ですが、実は赤字部門を切り離したりしているので必ずしも売上は回復しないケースが多いです。むしろ売上は下げているが、原価や販管費がそれ以上に下がることによって利益が出る体質になっていることのほうが多いイメージを持っています。先行投資による投資CFが増えたりしてむしろ財務的には厳しくなったりすることもあるでしょう。



そして最後の「3.財務の目処が立つ」
赤字が止まって、収益の目処が立ったら、最後はこの財務の目処が立つことです。売上が増えてきて、利益が出てきたとしても、今までの累積赤字が大きかったりした場合、借入金の返済が大きすぎて新規の投資ができない場合もあります。そういった場合は、倒産のリスクは減ってくるのですが、どうしも増資のリスクがあります。

そういった意味では、土地を売却するなんて言うのは既存の株主にとってはとってもいい財務健全化策だと思います。また、土地は一度手放すとなかなか取り返すのが難しい資産ですから、経営陣の覚悟が読み取れます。

ただ、第三者引当増資を実施した際などは、希薄化以上の財務健全化の期待であったり、回復への期待であったりして、むしろ株価が上がるケースもあります。
財務諸表的には自己資本比率が上がってきたり、有利子負債の割合が減ってきたり、営業CF内で財務CFが賄えたりといったところでしょうか?



こういった筋道を経て、企業は業績回復をしていくのですが、では、どのタイミングで投資をするのがいいでしょうか?もちろん個別のケースがあって一概に「このタイミングだ!!」とは言えないでしょう。でも、次回以降、いくつかの銘柄を例にしてどのタイミングで投資するのがいいのかを考えていきたいと思います。



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アスカネット 第一四半期発表


先週の金曜日(2012年9月7日)にアスカネットの第一四半期の決算短信が発表されました。


アスカネット 平成25年度第一四半期決算短信 
http://www.asukanet.co.jp/main/ir/pdf_library/20120907-tansin.pdf


今期は前期と比べて減益予想をしているので、
それを受けての進捗がどうなっているのかが焦点でした。
結果的には期初の予想の進捗25%と予想通りの進捗の結果。
良くも悪くもサプライズはなしって感じですね。


アスカネット15Q

売上も変化なし、営業利益&経常利益が下がっていますが、
新規事業立ち上げで二千万くらいの赤字が出ているのしょうがないでしょう。
エアリアルイメージング事業が実を結べば回復してくると思いますが、、、、


この会社は、メモリアルデザインと、パーソナルパブリッシングの、
二つの高ROA事業(ROA11%!!)で稼いだ資金を使って、
エアリアルイメージングという夢のある新規事業を育てているところが好きで投資しています。

無借金経営なので、BSは全然問題なし。
買掛金や棚卸資産、各種資産に大きな変化はありません。
もう少し詳しくP/Lと部門別の売上・利益をみていくと、

アスカネット151QPL

原価と販管費が少しずつ上昇してきているために、利益がへってきているのがわかります。
それでも粗利で50%を超えているので、全然高利益体質であることには変わりません。
今年もROA10%を超えてくるんじゃないでしょうかね。


事業別では、順調だったメモリアルデザインが、
増収ではあったものの、減益になってしまったのが気にかかります。

パーソナルパブリッシングは、相変わらずの減収減益ですが、
欧州があんなにひどい状況にもかかわらず、減収の速度が遅くなってきたので、
そろそろ減収減益も底をうつかなって感じですね。

期待のエアリアルイメージングについては、まあ、こんなもんでしょう。
四季報や社長のインタビューでは、今年の下期にも量産化が開始されるとのことで、
どれくらいの売上がついてくるでしょうか?
まあ、こういった新規事業の予定ってのは遅れることが多いので、
今年は過度な期待をせず、減益でもよしってことで、株価は期待しないで静観です。
いつものことですが、投資は自己責任でお願いしますね。


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僕がランシステムに投資をした理由 


更新頻度が少なくなったので、じっくり腰を落ち着けて気合の入った分析記事でも書こうと思います。かなり長くなりますので、コーヒーでもいれてから読んでください。


分析の対象銘柄は自分の保有銘柄であるランシステムです。ランシステムを購入した経緯について書くことで、なぜ自分がこの銘柄を保有しているかの再確認もして行こうと思います。


ランシステムのホームペーです。
http://www.runsystem.co.jp/



この銘柄と知り合ったのは、13年度版春の四季報です。でも、実はそれよりもずっと前に私たち(自分とランシステム)はであっていたのです。当時はそうとも知らずに、ただ自分の都合だけで利用していただけの関係でした。いや、むしろ利用されていたのかも。そんなビジネスライクな付き合いが続いていました。


っていうのも、ランシステムはネットカフェの「自由空間」を運営している会社でして、ランシステムの名前を知らなくても、自由空間の名前を知っている人は、結構いるんじゃないですかね。ネットカフェ業界じゃ店舗数No.1だし、CMとかも結構やってますし。


まずとっかかりは、四季報でみたPERの低さと、このネットカフェ業界No.1ってところでした。
自由空間は自分が会員ですし、独身の頃は結構利用してましたからね。



このネットカフェって業態は、めちゃめちゃピーターリンチ臭が漂うんですよね(ピーターリンチについて詳しく知りたい方はこちらの書籍を読んでください)。ボーリング場のラウンドワンとか、カラオケまねきねこのコシダカ(後でもう一回出てきます)とか、家具屋のニトリとか、そんな衰退産業の勝ち組企業の匂いがプンプンするんですよ。



ちょっとネットカフェ産業についての個人的な感想を言うと、この産業は新しいサービスとか製品に必要な世間の禊(みそぎ)みたいなんはもう終わってると思うんですよね。出たての頃はなんやかんやでバッシングされた時期もありましたが、ネットカフェ難民って言葉もある位、世間の認知度は高い。そして終電逃したサラリーマンや学生とか、家を追われた人とかの一時避難的な場所としての地位は既に確立してます。社会のインフラの一翼を担ってるとさえ思っています。今流行りの貧困ビジネスって側面もあるでしょう。


スマホの台頭とか、電子書籍の流れとかあって、ネットカフェ市場がこれから大きく伸びて行くことはないでしょうが、だからと言って衰退を続けて、なくなっていくとは思えないんですよ。なんせ社会のインフラの一翼を担ってるとさえ思っていますから。そんな成長しない衰退産業だからこそ投資のチャンスがあるんじゃないかと。(ランシステムの話ですが、他企業から買収したカフェの自社ブランドへの変更もうまくいってるようですし。)ネットカフェ産業に対する個人的な感想です。



さて、話をランシステムに戻すと、ある銘柄に興味を持った時に私が最初にするのは定量的な分析です。


個人的には8年分位の年単位のPL、BS、CFと、3年分の四半期毎の上記三表をエクセルにしこしこと入力して確認しています。作業的には2、3時間はゆうにかかりますが、場合によっては数百万を投資するかもしれないので、それ位はやらないとね。あと、エディネットとかから電子化したやつとってもいいのですが、やっぱり自分で入力してると、気づくことが多いですね。

全部入力すると、こんな感じになります。


ランシステム分析



ランシステム分析2

ランシステム分析3



そこで、入力したシートをみながら、色々とチェックかけます。

売り上げの伸びとか、
利益の伸びとか、
各種利益率の推移とか、
販売管理費の推移とか、
有利子負債の状況や、
売掛金に変わったことはないかとか、
棚卸資産は売上に対して適正に推移してるかとか、
本業以外で無茶な投資をしてないかとか、
営業キャッシュフローは黒字か?とか、
未来に対してどんな投資してるかとか、
借金で首か回らなくなってないかとか、
事業別の売上や利益の推移とか色々です。


私も経験ありますが、こういった定量的な分析は最初のうちはどこチェックしたらいいかとか、例えばROA10%がいいのか悪いのかとかわからないものです。でも、わからないなりにでも20社くらいかなぁ、しこしこと入力して分析していけばなんとなくの勘が働くようになってきます。



それで、話をランシステムに戻すと、まず最初に気になるのはここ五年ほど、売上がだだ下がりなところです。五年前の約半分ですからね。

ランシステム売上



たぶん、パーっと四季報みてるだけならこの段階で投資対象から外れます。


ダイエーの故・中内会長も「売上は全てを癒す」と仰ったくらいなんで、売上っていうのはとってもとっても大切です。それが下がっているなんて、普通は速攻対象外です。


でもほら、知らない方がほとんどだとは思いますが、今の自分の投資テーマが「業績回復株を狙う」なので、これ位の売上減くらいはどってことないです。


しかも利益をみてみると、売上は半分になったのに、利益はちゃんと出てるんですよね。利益率も若干ながら上がってきています。ここら辺が投資心をくすぐってくるんですよね。

ランシステム利益


で、何で売上がこんなに減っちゃったのかって話ですが、簡単に言うと「選択と集中」ってやつです。


利益の上がらない部門をリストラして、利益の上がる事業に集中したってことです。これは業績を回復させる方法の王道ですよね。多くの業績回復企業が最初にやることは止血です。赤字をダラダラと流す体質を改めること。

その方法の一つとして「選択と集中」があります。ランシステムで言うと、衣料品販売をやめて、ゲーム販売をやめようとしています。ゲーム販売なんて、ランシステムの創業した事業なんですから、なかなか大した決断だと思います。



色々あって社長が変わったのが大きいんでしょうね。



ま、今季でゲーム販売部門は全部清算になりますが、今季は経常利益に比べて、純利益が少ないのでここら辺で特損があるのかなぁなんて勝手に勘ぐっています。



で、売上の次に目に付くのは有利子負債の多さです。純資産比率で46%もあります。めちゃめちゃ多いですよね。自己資本比率は29.7%。これでも回復しての29.7%。

売掛金が多いとかじゃなくて、有利子負債の多さでこの自己資本利率です。最も低いときには13%台でしたから、これも普通に考えて投資対象から外れます。


ランシステムBS


ま、ここら辺は流動負債での有利子負債が9億円位で、営業CFが大体5~8億円稼げる企業なので、あと一回くらいでしょうかね、社債や長期借入金でしのげれば、赤字も止まっているので大丈夫なのかなって楽観視しています。ただ、まだまだ複合カフェを拡大していくには投資CFが必要だと思うので、ここら辺の資金繰りをどうして行くんでしょうかね。


増資はないと思いたいですけどね。こればっかりは社長も変わったし、わかりません。株主優待を削るくらいなので、どこまで既存株主を大事にしてくれるでしょうか?でも、どうせ増資するなら、優待で盛り上がってる5月くらいにやるんじゃないかと勝手な想像をしているので、今の時期はそんなに心配はいらないんじゃないかなぁ。責任は取れないけど。


それよか、このあとに書く「システム販売」による利益で負債は心配しなくてもよくなっちゃったりするんじゃないかと思っています。



で、その「システム販売」ですが、「事業別の売上」でチェックが出来ます。
今までに気になってたことは心配事でしたが、今回は明るい未来の話です。


ランシステムは「店舗事業」「不動産事業」「その他」の事業部門があります。
ランシステム事業別



「店舗事業」についてはゲーム販売を売却&整理して、複合カフェに集中化させて行ってるんですが、順調に売上を伸ばしています(見かけ減っているのはゲーム事業撤退のためです)。ナムコから受け継いだ店舗も会社説明資料を見る限りは大きく売上を伸ばしているようで順調です。店舗事業については売上を拡大していくには先行投資が必要で、今はその金がないっていうのが現状の苦しいところです。


「不動産」はほとんど変化なし。


ここで注目したいのが「その他」です。「その他」部門は「システム販売」や「店舗内ソーシャル」などがあるのですが、実はこの「その他」部門、 立ち上げてから一年足らずで既に売上4億、利益9千万弱をたたき出しているんですよね。売上高利益率は約20%。店舗事業の利益率は7.7%ですから、この部門の売上が利益が付いてきて、資金ができるんですよね。この部門で稼いだ資金を負債返済に充てるもよし、店舗事業の拡大に使うもよし。


業績回復には先ほど書いた「選択と集中」が王道ですが、新しい稼ぎの柱を育てることができれば、これほど心強いことはありません。っていうか、普通はあまりうまくいきません。同じ保有株で業績回復を狙っている「アテクト」なんかはそれがうまくいかずに結構苦労しています。



しかもこの「システム販売」は、今まで開発してきた自社向けのシステムを販売するので、新たに多大なコストをかけて開発するのとは異なり、新たな費用発生も抑えられています。


これで売上4億、利益8.7千万。


前にも出てきたカラオケ業界の勝ち組「まねきねこ」のコシダカにも納入しているくらいので実績も充分です。これから図書館に、ボーリング場に、カラオケに、ひょっとするとTUTAYAなんかと組んだりしたら面白いじゃないですが、妄想ですが夢は膨らむばかりです。


ま、この「システム販売」が売切形の商売なのか、保守とかで継続的に利益を上げられるようなものなのかは知りたいところですけどね。例え打ち上げ花火のような売切型の商売でも、それで借金を返せれば全然OKです





っとまあ、つらつらと定量分析について書いてきましたが、定性分析についても少し書いていきたい。って言っても定量分析の中で結構書いちゃいましたけどね。でもこういった業績が好転していってるのって、やっぱり2009年に社長が交代したのが大きいんじゃないかなぁって思います。



創業者の方が残念ながら社長在任中に亡くなってしまって、それから今の社長で二人目の社長になるのですが、この社長に代わってから業績が上向いているんですよね。

ゲーム販売止めたり、
システム販売したり、
ナムコから店舗を購入して売上を伸ばしたり、
複合カフェに集中していったりと、

繰り出す戦術が成功しています。
やっぱり企業は社長によって変わるものだなぁってこういった企業を見ていると思いますね。



さて、今まで散々いいところを書いてきたのですが、懸念事項がないわけではありません。っていうか業績回復株なんて、順調に行っている企業と比較すると懸念事項だらけです。

売上はダダ下がりだし、
増資の懸念は常にあるし、
ネットカフェ業界が予想を上まわるスピードで衰退していくかもしれません。
新規事業の「システム販売」はまだまだ立ち上げたばかり。

例えばどこかの店舗で火事が発生してもしも不幸にも犠牲者の方がでたら、いくら消防基準を満たしていたとしても、日本という社会ではその責任を追及されることになるでしょう。


こういった色々なリスクがありますが、それでも今の株価(PERで4~5倍台)はやっぱり安いなぁって思います。
果たしてこのランシステムは複合カフェ業界のニトリやラウンドワンになれるでしょうか?


ちなみに株主優待確保による盛り上がりがあるので、5月は買わないほうがいいですよ。


ってことで、最初に淹れたコーヒーもさめちゃてることでしょうから、ここらへんで終わりたいと思います。


かなり注意はしてますが、完全に自己流の分析なので間違っているところもあるかもしれません。株式投資は自己責任でお願いしますね。ではでは。

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