感情は考え方(もののとらえ方)から生まれる。
人はチャンスがあれば悪さをするもんだと考えていると、自分にも他人にも不信感を感じる。
家事は妻がやるべきだという考えていると、家事をしない奥さんに対して怒りの感情を覚える。
上司は部下に対しておごるべきだと考えていると、割り勘を促す上司にあきれる。
ちょっと前まで、自分の感情はコントロールできないもので、人として大事なことは湧き出る感情ではなく、その感情を感じた後どのような行動をとるかということだと思っていた。
感情はコントロールできないけど、行動はコントロールできるから。
でもここ最近、コントロールできないものだと思っていた感情も、実はある程度自分で変えることができるんじゃないかと思うようになってきている。
その方法が、最初に書いた考え方を変えることなんじゃないかと。
さて、投資について。
株式投資をしていると、やはり色々な感情が湧き出てくる。
急落時の恐怖だったり、値上がり時の欲望だったり。
そういった感情に振り回されて、利益を逃したり、大きな損失を出したりする。
そんなときの対策案として、今までの自分は「そういった感情を感じた時にどういった行動をとるか?」について色々と思いを巡らせてきた。
損切りについて悩んでみたり、キャッシュポジションについて悩んでみたり、利食いの基準について悩んでみたり、恐怖や欲望を感じた時の具体的な行動ベースでの対処法をずっと考えてきた。
でも、ひょっとするとそういった恐怖や欲望を感じてしまう、その根底にある考え方(とらえ方)を変えたらうまくいくんじゃね?って最近思い始めている。
例えば値下がりした時に、喜んで買い増しできる銘柄と、耐えきれずに底値で売却しちゃう銘柄がある。
この違いはなんだろ?って思ったときに、その銘柄に対する考え方(とらえ方)が違うような気がしたから。
そう考えると投資活動全般についても、考え方(とらえ方)を変えることが、勝てる投資家になる最も近道な方法なんじゃないかと思うようになってきている。
具体的にどうしたらいいかは、まだつかみ切れていないけど。
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