長期投資家を標榜すると、銘柄をドラスティックに入れ替えるのが難しい。
よく、一時的な業績悪化は買いだ。なんて言葉を耳にする。
でも、業績が悪くなった時、それが一時的なものなのか、構造的なものなのか、そんなに簡単にわかるものなのだろうか?
リコールは買い。
横領発覚は買い。
特損は買い。
リコールが出るような開発方法に構造的な問題があるのではないか?横領がでるような会社の仕組みや、社員のモラルに構造的な問題があるのではないか?特損は一時的なものなのか?
もちろん、それを見極めるのが投資家としての力量を問われる所だと思う。
業績が悪化した時に長期投資家としての覚悟が問われるのかもしれないけれど、長期投資家だから売らないっていう考えが先にきてしまうと本末転倒な気がする。
保有期間を投資の信念にするという概念がズレてるんじゃないか?
保有は経営者に甘えを産まないのか?
業績が悪くなりそうならやっぱり売る。
そして本当に辛い時が本当に安い時で、そこで経営者を信じて買いをいれる。
そんな投資家の収益に徹する行為こそが、経営にとってもプラスになるんじゃないか?
新しく発売された四季報みながら、そんなことを考えた今日この頃です。
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でも、業績が悪くなった時、それが一時的なものなのか、構造的なものなのか、そんなに簡単にわかるものなのだろうか?
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