金曜日は久しぶりの暴落でしたね。
最近の値上がりが大きかったのもあって、体感としては数字以上に下げたように感じました。


そんな中最近、海馬―脳は疲れない (新潮文庫)って本を読んでいて、これは暴落相場で参考になるなぁって思うことがあったのでご紹介。


この本の最初の方に、糸井重里さんがユニクロの柳井さんにインタビューしたときの話が書かれています。

その中で、柳井さんが『いちばん大事なのは、どんなことがあっても真っ白にならないことです』って言っています。


これって、金曜日みたいな暴落相場での投資家にも当てはまりませんか?


そして、続けて糸井さんが『ぼくは経験からいうと、真っ白にならないテクニックがあると思ってるんです。「自分は真っ白になってない」と思い込むっていうものなのですが。・・・真っ白になってないと考えているかぎり、人は何とかしようと思えるんですよ。・・・とにかく、「何とかしよう」と思えないのが、いちばんあぶない。』


な〜んてことを言ってるんです。これ、めっちゃ参考になりませんか?


投資をしていて、思ってもみない暴落にあったときって、頭の中真っ白になりがちです。いや、最初は絶対そうなりますって。


そんで、一切の情報をシャットアウトして株価をみなくなったり。持ってる株をなりふり構わず全部売ったり。リスク許容を超えるくらい一つの銘柄にナンピン買い入れちゃったりしちゃう。



あー俺もやったなぁなんて思い当たることありませんか?ちなみに自分は全部やったことあります。



そんな感じで、実際にやることは様々ですが、大体こんなことするときってのは、頭の中真っ白になって思考停止になっちゃってることが多い。最初から想定していた行動ならいいんですけどね。




そうじゃなくて、どんなに辛い状況でも、いかに今の状況で損失を少なくするかを粘り強く考える。もう一歩進んで、いかにこの変化を儲けに変えるかを考える。


そんな忍耐強さを持っているかどうか?っていうのが、投資家としての力量を問われるところなんじゃないかなぁって思います。



その方法の一つとして、糸井さんがいうような、『自分は真っ白にならない』って言い聞かせる方法は、結構有効だったりするんじゃないかなぁなんて思いました。


どんなことがあっても諦めない。というか、最後まで粘り強く相場と向きあうみたいな覚悟が必要なんじゃないかってことです。



あと、手前味噌で申し訳ないのですが、以前に自分が書いた、「葛藤保持力を持つこと」だったり、「100点を狙わない考え方」だったりすることも、一つの頭が真っ白にならない方法なんかなぁなんて思いました。


中途半端な状態にどれくらい耐えられるかで自分の成長を判断する
http://blog.livedoor.jp/kenbou2012/archives/20206645.html

100点を取らなくてもいい
http://blog.livedoor.jp/kenbou2012/archives/7009412.html



えらそうに書いちゃってますが、自分もまだまだ修行が足りないですけどね。



月曜日からどうなるかわかりませんが、もし再び急落があったとしても、真っ白になることなく、粘り強く相場と向きあっていきたいですね。



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