今回の記事は長いです。よかったら読んでください。



昨年の衆議院解散以降、日本株は一貫して上昇を続けてきました。個別株投資をしている自分もその恩恵にあずかっていますが、株価の上昇に合わせて、その投資する企業の選び方もいつのまにか変わってきました。


今回はそんな株価と投資スタイルについて今思っていることを書いていこうと思います。


株式投資には幾つかの投資スタイルと言われるものがあります。企業のファンダメンタルをみて投資を行う方法にも、代表的なグロース投資とバリュー投資という方法があります。この二つの投資法は昔からどちらが優位な投資法かといった文脈で語られることが多く、多くの投資家にとって馴染みの深い投資法ではないでしょうか?


今回はそれに業績回復株投資というのを追加して、株価とこの3つの投資スタイルの適切な時期について考えてみたいと思います。


各投資法を簡単に定義すると、


グロース投資とは、投資する企業の収益成長性が市場の期待を大きく上回ると判断した場合、その企業に投資する方法です。投資判断にその企業の成長性に重きを置き、PERやPBRといった今現在の企業の収益性と株価の関係にはそれ程気にしないという投資法です。

バリュー投資とは、株価がその企業の本来価値と比較して割安に取引(放置?)されていると判断した場合、その企業に投資する方法です。投資判断に、PBRやPER、企業の収益の永続性について重きを置く投資法です。


最後に業績回復株投資ですが、業績回復株投資とは、赤字や債務超過ということで、それこそ市場から見放されている企業のうち、業績が回復する、もしくは財務が改善するような企業を探し出して、その企業に投資する方法です。投資判断に、キャッシュフロー(倒産の可能性を判定する)や増資の可能性の有無、本当に業績が回復するかどうかといったことに重きを置く投資法です。
(因みに、バリュー株投資の考案者とされるグレアムは投資対象として赤字企業への投資は避けていました。なので定義も自己流であることをご承知おきを)


さて、この3つの投資法ですが、実際の投資においては明確な区別をして投資しているのではありません。グロース投資をしているからといって、バリュー投資の要素を無視することはないし、バリュー投資といっても成長がない企業への投資は難しい。


むしろ、色々な企業分析の要素の中で、何に重きを置くか?の優先順位の付け方が違うだけだと思います。



さて、10年程個別株投資をしていて自分が思うのは、株価や全体の市場の雰囲気によってこれら3つの投資法に適したタイミングがあるのではないかということです。(こんなこというと、インデックス投資のようなパッシブな投資家の方にボコボコにされそうですけどね。)


例えば2007年から2011年頃までの株価低迷の時期は、やはりバリュー投資が最強だったんじゃないかと思います。あの頃はPER6倍で、PBR0.5倍とかいう株がゴロゴロありましたからね。今では少なくなってしまいました。


そして、2012年の終わり頃からの株価回復の局面ではグロース投資がよく似合います。バイオ関連やガンホーに代表されるソシャゲ関連の爆騰は凄いものがあります。(ここら辺のバリュー投資とグロース投資のパフォーマンスの差をデータで示せるようなものがあるといいんですけどね。いいデータ持ってる人いませんかね?)


そして、それもこの5月の急落でもし一段落となったとしたら、いよいよ業績回復株投資の出番がくるのではないかと自分は思うのです。


だって、こんな相場環境がいい時にあえて業績が悪い株を買いたい人なんていないと思うんですよね。でも、もし今の株価水準が適正で、これから景気がよくなるのであれば、赤字企業にとっても業績が回復する可能性は今より上がってくるはずです。

過剰な設備投資でだぶついていた生産設備も稼働し始めるかもしれない。特損を出していた有価証券や、貸倒引当金も解消されるかもしれない。

もしそれが決算の数字として確認できたならば、ひょっとして株価も見直される時がくるのではないかと思うのです。



バリュー投資をするには株価が高すぎ、グロース投資をするには急落のリスクが高すぎる今の状況は、業績回復の季節なんじゃないかと考えています。



投資スタイルは一つではありません。それぞれの方法に適した環境をとらえて、企業分析や投資判断を柔軟に対応することが、投資家として大切なことなのではないかと思います。



ちなみに、「休むも投資」っていう言葉もあるんで、もしそれができる人はそれも考慮に入れるべきなんだと思います。株式投資に魅せられた自分にはできなそうですけど、、、、


投資は自己責任でお願いしますね。


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