タイトル長くてすいません。

しかもPPMやらBCGやらの、よくわからんアルファベットまで使って(はっきり言ってSEO対策です)、既に読む気をなくされている方もいるかもしれませんが、もし興味を持たれた方がいらっしゃれば、長くなりますのでお時間がある時にお読みください。


今回は、満を持して動き出した(?)アスカネットについて、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の観点から、BCG(ボストンコンサルティンググループ)マトリックス(成長・シェアマトリックス)を使って、その事業ポートフォリオのバランスの良さを簡単に書いてみたいと思います。


PPMとは、複数の事業を行っている会社が、経営資源をどのように配分するのか?どのように効果的に事業を組み合わせるかを決定するための経営分析、管理手法です。
そこでよく使われるのが、成長‐シェアマトリックス(BCGマトリックス)といわれる2×2のマトリックスで、横軸にマーケットシェアの大小、縦軸にマーケットの成長性をの高低をとった表で、以下のように表わされます。


BCGマトリックス










市場成長率が高く・シェアが大きい左上の「花形」は、市場成長に合わせて投資を必要とする事業。
市場成長率は低いがシェアが大きい左下の「金のなる木」は、追加投資しなくてもキャッシュフローや利益を生み出す事業。
市場成長率は高く・シェアが低い右上の「問題児」は、シェアの拡大や市場成長にあわせて積極的に追加投資するか、それとも撤退するかを考える必要のある事業。
市場成長率が低く・シェアも低い「負け犬」は将来性が低いため撤退する事業。


と、ざっくりとこんな感じで分類して、各事業にどのように資源配分していくかを判断する材料を提供するのが、BCGマトリックスです。


もっと詳しく知りた人はGoogle先生にでも聞いてください。


そのマトリックスをアスカネットの事業で当てはめてみると、以下のようになります。

BCGマトリックス2











メモリアルデザイン事業は「金のなる木」、パーソナルパブリッシング事業は「花形」、エアリアルイメージング事業は「問題児」(各事業の詳細はアスカネットのHPをみてくださいね)。

これは、売上高利益率をみるとわかりやすくて、メモリアルデザイン事業は34~35%の売上高利益率がある高利益体質の事業。パーソナルパブリッシング事業のそれは14~16%くらい、そして、エアリアルイメージング事業は赤字と、見事に「金のなる木」、「花形」、「問題児」の形になっています。売上はもちろん「花形」のパーソナルパブリッシング事業が1番多いです。


そして、以下のように、「金のなる木」のメモリアルデザイン事業で稼いだキャッシュを、「花形」のパーソナルパブリッシング事業や「問題児」のエアリアルイメージング事業に投資しているという、お金の流れが見えてきます。

BCGマトリックス3









今のところ「金のなる木」のメモリアルデザイン事業はその先行者利益を活かして、順調にキャッシュを作っています。そして今、そのキャッシュを使って投資した成果がパーソナルパブリッシング事業の「ゼン・レイフラット」や「after shutter」として現れたり、エアリアルイメージングの量産化実現間近のニュースとなって現れてきました。投資した成果が、利益やキャッシュフローとして現れようとしている今、株価もそれに対応して上がっていくのかもしれません。


通常「金のなる木」はいつかは枯れる日がきます。こうやってメモリアルデザイン事業でキャッシュを作ることができる間に、「花形」のパーソナルパブリッシング事業や「問題児」のエアリアルイメージング事業をしっかりとキャッシュを稼げる事業にしたてることがとても大切です。そして、その日はそんなに遠くなくなってきてるんじゃないでしょうか?


また、長い目で見ると、今は「花形」のパーソナルパブリッシング事業が追加投資を必要としない「金のなる木」になっていき、「問題児」のエアリアルイメージング事業が「花形」になっていく、そんな事業のライフサイクルが見えてくるのかもしれません。



今回は小難しいテンプレートを使って考えてみました。でも、好調な事業で稼いだキャッシュを使って、新事業に投資するというのは、当たり前といえば当たり前の企業経営です。ただ、こういったテンプレートを使うことで、その当たり前のことを図でわかりやすく示せるところに、その良さがあるのではないでしょうか?

BCGマトリックスには事業間のシナジー効果が見えなかったり、単純化しすぎているといった弱点もあります。そういったツールの限界も考えながら、こういったテンプレートを一つの投資判断ツールとして使うのは、やっぱり面白いですね。


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