また「経営センスの論理 (新潮新書) 」を読んでて思いついたので記事を一つ書いてみたい。
本当にこの本は色々と考えが思いつくいい本だ。


前にこの本読んでて思いついた記事(今回の記事とはあんまり関係ない)
「トレードは自分の意志でやるもんだ」
http://kenbou-invest.blog.jp/archives/35920841.html



今回思いついたのは「バフェット達(彼は自分の投資法を85%をグレアム、15%をフィッシャーから学んだといっている)がやったことは投資にイノベーションをもたらしたんだな」ってこと。
だから彼は世界一の金持ちになった。

本文から抜粋すると。

イノベーションは、「できるかできないか」よりも「思いつくかつかないか」の問題であることが多い。難しいからできないのではなく、それまで誰も思いついていないだけなのだ。だからドラッカーは言う。「『なぜこれが今までなかったんだろう。』これがイノベーションに対する最大の賛辞である」。(p45)


今となっては当たり前となった割安株で長期投資のような手法。

バフェット達は株式投資は短期売買が主な売買方法だと考えられていた時代に、「株を所有することは、その企業の一部を所有することだ」の志を元に、理論立てて実践したのがイノベーティブだったのではないか?


また本文に戻るが、この本ではイノベーションの例としてサウスウェスト航空の例をあげて、そのイノベーションの理由をこう書いている(サウスウェストのイノベーションについて、詳しいことは図書館で借りるか、買うかして本を読んでくださいね)。


サウスウェストのやったことが、それまでの競合他社(LCCが一般化した現在でいう「レガシーキャリア」)にとって、あきらかに「非合理」なものとして考えられていたからだ、というのが著者の見解だ。
サウスウェストの戦略ストーリーをそれまで誰も思いつかなかったのは、それが他社にとっては「バカなこと」であり、むしろ「やってはいけないこと」だったからだ。ビジネスは合理性を求める。非合理なことであれば誰もやろうとしないのが合理的な成り行きだ。
(p50)


これ、まさに短期投資と長期投資の手法の差にあてはまるんすよ。
だって、短期売買をする人から見れば、長期投資でやっていることはまさに「バカなこと」で「やってはいけないこと」のオンパレード。


損切りはしないし、
落ちるナイフは喜んでつかみに行くし、
値動きの少ない地味な株を買うし。


バフェット達がやったことは、まさに短期売買をする人にとっては考える前に排除されるやり方ばかり。非合理極まりない。だからバフェット達の投資法はイノベーションになりえた。


それで、これからが今を生きる自分達に出された課題。


バフェット達が見出したイノベーションもそれから50年くらいたつのかな?時間がたちすぎている。バリュー株で長期投資も実はレッドオーシャンになってるんじゃないだろうか?

そろそろそれに代わる全く新しいイノベーションが出てきてもいいんじゃないか?と思う。


参考までに過去記事「割安成長株投資は実はレッドオーシャンじゃない?」
http://kenbou-invest.blog.jp/archives/19884760.html


短期売買でもない、長期投資でもない。それらのやり方で投資をするのに最初から排除されているような、そんなやり方バカじゃね?って最初は思われるような、そんな新しい考え方からイノベーティブな投資法が産まれてもいいんじゃない?(それとも自分が知らないだけであるのかな?)

え、だったら自分で見つけたらって?
それができれば今頃は日本一の金持ちくらいにはなってますって。





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