私は新たな投資先を考える時に、過去に投資した企業や、同じ業種の企業や、関連する業界で有望な企業はないか?をもう一度確認しています。

『Joel on Software』という有名な本の中に、「あなたが絶対すべきでないこと PART I」という章があります。そこからの引用です。(プログラムの話ですけどね)


私たちはプログラマだ。プログラマというのは、心の中では建築家なのだ。建築家が建築予定地に来て最初にやりたいと思のは、その場所をブルドーザーでまっさらにして、何かすごいものを建てるということだ。私たちは、修繕して、改良して、花壇を植えて、という改修みたいな作業にはあまり興奮しない。

 プログラマがいつでも既存のコードを捨てて最初からやり直したいと思うには、ちょっとした理由がある。その理由というのには、古いコードがクズだと思っているからだ。そしてここに興味深い観察事実がある。彼らはたぶん間違っている。彼らが古いコードがクズだと思うのは、プログラミングの基本法則のためだ。



株式投資でも特に失敗して損切りした場合、その企業のチャートを見るのも嫌な場合もあると思います。
でも、何らかの理由があって投資した先で、そのための業界の知識も調べた経験があれば、時間をおいてもう一度みた時に、昔とは違う動きが生まれているのを察知できる確率が上がるのではないかと思っています。

まっさらな業界に夢を感じるのはすごくわかりますが、もう一度自分の中で手垢がついた業種を調べてみると、案外いい発見があるかもしれません。


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