今年も残り2カ月と遅きに失した感もあるんですが、NISAの使い方について自分なりに考えたことをまとめてみたいと思います。

NISAとは毎年100万円まで購入できて、5年の間(リレーすれば10年)に1度の売却の利益が非課税になる制度。

メリットは
  • 値上がり益や配当が非課税になること 

デメリットは
  • 他の口座と損益通算ができない 
  • 配当の振り込みを銀行振り込みにできない 
  • 年間100万円までと上限が決められている 
  • 非課税のメリットをうける売却は1度きり 
  • 5年(もしくは10年)で結果を出さないといけない 
(ここら辺のNISA制度情報については、もっと詳しく書かれた情報が証券会社とかであると思うので、詳しく知りたい方はそちらを参照してください)


簡単に個人的な感想を言うと、NISAは株価の値上がりに対してはとても優しい制度だが、値下がりに対しては厳しい制度。富める者に微笑みかけ、貧しき者に唾をかけるような、そんな「強きを助け、弱きをくじく」非人道的な制度だと思っている。 


さて、そんなならず者のNISAをどのように活用すべきか考えたいのだが、基本的な考え方を、かの経営学の大御所 ピーター・ドラッカー氏の名言「強みの上に築け(Build on strength)」からお借りすることとした。


「成果をあげるエグゼクティブは、人間の強みを生かす。彼らは弱みを中心に据えてはならないことを知っている。成果を上げるには、利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自分自身の強み、を使わなければならない。強みこそが機会である。強みを生かすことが、組織の特有の目的である」(経営者の条件 上田惇生・新訳・ダイヤモンド社刊より)



別にNISAは組織でも何でもないけど、この文章からNISAの使い道が見えてくるのではないか? そう、NISAの強みをとことん追求する戦略こそが、ドラッカー氏が提唱する「強みの上に築け(Build on strength)」につながる。NISAの使い方をドラッカー風に言うと、

「NISAの強みの上に資産を築け(Build the assets on a strength of NISA)」


野球部の女子マネ的な子もきっとこう言ったに違いない。


そんな冗談はさておき、NISAの運用方法でよく見かける値動きのゆるやかな高配当なんて方法は、弱みを中心に捉えた戦略にすぎない。そうではなく、NISAの強みを活かすこと、つまりとことん値上がり益を追求する姿勢を貫くことが成果を上げることにつながるんじゃないかなって思ったわけです。


ってことで、NISAについてはリスクを大きくとって10倍20倍の値上がりを狙う方法に行きつきました。
赤字上等、バランスシートがグダグダ上等。


そう、NISAとは「なくなってもイーサ」の略だったのだ。


具体的な数字でいうと、そのメリットが見えてくる。


弱みを中心に捉えた戦略だと、
100万円の安定高配当株を買って、5万の年間配当(配当利回り5%!!)をもらって、そのうちの税金20%の1万円の儲けを5年続けて確実に5万円のNISAによるメリットを狙う。その代わり値下がりしてもせいぜい10%程度で10万円の損失の20%は損益通算できない分なので、一般口座比で2万円がNISAによるデメリット。

それに対して、

強みを中心に捉えた戦略だと、
100万円のリスクの高い株を買って、10倍になって900万円の利益のうちの税金20%分の180万円をNISAによるメリットを狙う。代わりに90%値下がりの90万円が損益通算できなくて20%の18万円が一般口座比と比較してのNISAによるデメリット。(ま、NISAじゃなかったら高リスク株を買わない人にとっては90万円まるまる損って考えてもいいのかもしれないですけどね。)


こうやってみると、振れ幅が大きくなればなるほど、NISAの利点が際立ってくるように思えるのは自分だけでしょうか?制度が違うのだから、一般の口座とは異なる戦略を用いるべきだと思うのです。


え!?そもそも5年で10倍自体が夢見過ぎだって。


資産額にもよるけど毎年100万すべてを使う必要もなくて、せっかくこんな制度があるなら、なくなってもイーサくらいの金額で夢を見るのもいいんじゃないかな?って思うんですよね。個人的には。


ってことで今年はブロードメディアを購入しました。
ああ、来年は何を買おうかなっと今から楽しみでしょうがないっす。


当たり前ですが、投資は自己責任でお願いしますね。この方法で大損こいたからといって責任は一切とりません。投資は120%自己責任でお願いします。 



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