前回の記事に引き続き、アルメディオについて書いていきます。

今回は、アルメディオの業績回復の一番のキーになりそうな アーカイブ事業の成長の可能性について、個人的に考えたことを書いてみたいと思います。(前回も書きましたが自分はアルメディオ株主なので、かなりの楽観バイアスがかかっているのを承知で読んでくださいね。)


アルメディオのアーカイブ事業は主に企業のデータ保管に必要な光ディスクやその再生システムなどを提供するサービスです。光ディスクを用いるので、アルメディオが今まで得意としていた分野で勝負できる、とてもシナジー効果の高い事業だと思います。


では、この光ディスクによるデータ保存事業はいったいどれくらいの将来性があるのでしょうか?


それを考える前に根本に立ち返って、データを保存する場合にどのような方法があって、そのそれぞれの方法がどんな特徴を持っているのか?強み弱みを考えてみました。以下の図がその結果です。
横軸にデータ保存に求められる機能、縦軸に各デバイスをおいて、その強み弱みを○×形式で現してみました。

アルメディオの事業比較











各種デバイスについては、上から、紙、光ディスク、パソコン&USB、サーバー(ストレージ)、石英としてみました(他になんかありますかね?)。このマトリックスを見るとそれぞれの特徴が確認できるかと思います。

自分は光ディスクの大きな特徴は大きな欠点がないことだと思うんですよね。コストもそこそこで、消失や漏えいといったリスクも管理しやすい点に優位性を感じます。



では、それぞれのデバイスがどんな場面で使われるのかを、再度マトリックスにして考えてみました。
それが下図です。横軸に保存期間の長さ、縦軸にそれぞれの分野をとって考えてみました(ざっと考えただけなので、それぞれの分野はまだまだありそうですけどね)。


データ保存案件とデータ保存期間別のデバイスの使われ方
アルメディオの事業可能性














こうやってみると、現段階ではやはり紙ベースによる保管が強さを発揮しているように思います。
やっぱり歴史が違いますからね。なんせパピレスの時代からのデバイスですから。人や制度はそう簡単には変わらないものっす。


ただし、ここ最近はそれが大きく変わる転換期にあるようにも感じています。少し前の日経新聞には領収書の電子保管が認められるようになる的な話が出ていましたし、医療のレセプトやカルテも随分と電子化が進んできました。


そうなった時に何が代わりに選ばれるのか?って話になるのですが、結構光ディスクはいけるんじゃないかと思うんですよね。最大のライバルであろうサーバー(ストレージサービス)はやはり情報漏えいのリスクが大きい。なので中長期で機密性の高いデータの保管については光ディスクは一定の需要があるんじゃないかと、かなり楽観的に感じています。


以前この株を売却する原因となった日立の石英による保管とは、よくよく考えるとポジショニングが違うかなっと(圧倒的に安いコストで出されるとしんどいですけどね。石英だからそんなこともなさそうだけど)。まだ開発の段階なんでよくわからないですけどね。


ただ、このデータ保管業界全体の市場規模については、いまいちその額を掴みかねてはいます。とはいえ、時価総額15億円くらいの同社にとっては十分大きい市場だと思うので、今のところはあまり考慮に入れなくてもいいかなって考えているところです。それを考えるのは、もっと時価総額が大きくなってからですね。


それにしてもこうやって図にしてみると、制度的や法律的に規制のある分野に大きな可能性を感じますね。ロビー活動などして、制度的に光ディスクを使用しなくちゃいけないような法改正や通知が出るような動きができたりすると最高ですが、企業の規模やシェアからみても、さすがにまだそんな段階ではないのかもしれませんね。

何はともあれ、自分で考えた限りでは、アーカイブ事業(光ディスクのデータ保存事業)自体はかなり将来性はありそうです。後はどれくらいのシェアを確保できるかですが、そこらへんはテストディスクで高シェアを築いた実績を信じて、今後の成長を見守っていきたいです。

っとまあ、3C分析(顧客、競合、自社)まがいの分析をしてみましたがいかがだったでしょうか?データ保管分野なんて自分は完全に素人なんで、まだまだ抜けもたくさんありそうです。

とはいえ、ここで大事なのは分析の正確性よりも、自分で考えることだと思います。結局、株式投資は自分との戦いなので、自分で考えた仮説で勝負することが、乱高下する株価に翻弄されないために必要なんだと思います。それに、こうやって経験を積み重ねることでより精度の高い分析ができるようになるんじゃないかと考えています。

当たり前ですが投資は自己責任でお願いしますね。




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