持家がいいか?賃貸がいいか?
WEB上やマネー誌などでもたびたび議論される話題です。

今回、自分が家を購入するにあたってもその手の文章をたくさん読んだのですが、なんとなくピンとこない部分があったので、今回は「自分が家を買う際にどのようなことを考えたのか?」について、ブログ記事として残しておこうと思います(因みに、自分は家を買うことにしたので持家派であることを前提にお読みください)。


自分が読んだ限り、持家か?賃貸か?の議論は「経済的効率性」を主目的において話をするケースがほとんどで、簡単に言うと「どっちが得か?」がこの議論の最大の焦点になっているような印象を受けました。


そして、だいたいは「経済的効率性」の話ではやはり賃貸派に分があり、それに対して持家派は「安心感」や「所有欲」などを持ち出すことによって挽回を図ろうとします。でも、そもそも「安心感」や「所有欲」なんていうのは経済的に測れるものではないので、賃貸派に「生ぬるいこと言っている」と一蹴されて、議論が平行線をたどることになります。

で、酷い話になると最後は、持家とか言って家に金かけるやつは経済観念がなってないとか、マネーリテラシーが低いとか言って結論付けられます。


でも、家って経済効率性だけが最優先されるもんじゃないですよね?(個人の趣味になるので議論にならないってのはあるでしょうが)


人が生きるのには「衣・食・住」が必要ですが、なぜ「住」だけは経済的効率性に重きをおいた議論が多いのかなぁ?



例えば洋服。
経済的効率性だけを考えるのであれば、ユニクロのようなファストファッションを着たりするのが最も効率的です。機能的で暖かい。
では、ブランドの洋服を着ている人に「経済効率が悪いからもっと安い服を着るべきだ」なんて言う人がどれくらいいるでしょうか?
高いスーツ着てるやつはマネーリテラシーがなってないなんて議論にはならないですよね。


でも、なぜかそれが家の話になると「経済効率が悪いから賃貸がいい」という議論が当たり前のように繰り返され、「家にお金をかける人=マネーリテラシーのない鈍感な人」の扱いを受けるケースがままあります。


洋服もそうですが、家も個人の好みを優先しようとするとやはりお金がかかります。


賃貸では個性的な外観や、薪ストーブや、バイク3台分の屋根付きガレージや、ガス衣類乾燥機や、ガゲナウの食器洗浄機を揃えるのには限界があるでしょう。


個性的な外観も、薪ストーブと、バイク3台分の屋根付きガレージも、ガス衣類乾燥機も、ガゲナウの食器洗浄機も経済的効率性はありませんが、人生を豊かにしてくれる可能性はあります。


「そんなのはお金持ちがやることだ」と考える人がいるかもしれませんが、食費を削ってブランドの洋服を買う人がいるように、自分の好きなことにお金をかけるのは決して悪いことではないと思います。


そして、家もそれに値するものではないでしょうか?


もちろん、人それぞれに考え方があってしかるべきで、家にお金をかけることに魅力を感じない人は、賃貸でも充分満足できるでしょうし、そうするべきです。

今ある、そして将来自らが稼ぐお金(リスク許容度を考慮した上で)のうちいくらを家に回す気があるのか?で賃貸か?持家か?が決まるのではないでしょうか?


いかにお金を貯めるか?だけでなく、いかに自分にとって有効にお金を使うか?も議論に値するし、家もその議論に入れてもいいと思うんですよね。


このような議論が主流とじゃないという背景には、まだ住宅については個人の好みが優先されるような文化的な積み上げがないのかなぁっとも感じています。全然専門家でもないので直感です。


ってことで、自分にとっては家は、効率性よりも人生を豊かにするための一つの手段であると考え、家を買おうと決めました。って話でした。

とはいえ、家みたいな消費(高いスーツもそうだけど)にお金使っちゃうなんて、やっぱりマネーリテラシーがないのかもしれませんけどね。


(決して薪ストーブやら車庫やらガス衣類乾燥機やらガゲナウの食器洗浄機やらがある家ではないので誤解のなきよう)




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