株式投資をしていると、人生を生きる上で大切なことを気づかされる機会がたくさんあります。今回から、新たなカテゴリを設けて、そうやって自分が株式投資を通じて気付かされた「人生で大切なこと」をぼちぼちと書いていきたいと思います。
株式投資を始めたころに、誰もが夢見るであろう投資法があります。
それは、
底値で買って、天井で売ること
自分が売買したこの銘柄、底値で買って天井で売っていたらいくらいくらの儲けになっていたな。っていう計算は株式投資を行う誰もが、一度はやったことがあるでしょう。それは、その期間でその銘柄を売買したときの「もっとも効率的」な資金の運用方法です。
しかし、株式投資において「底値で買って天井で売る」にどれほどの価値があるでしょうか?もっとも効率的に運用をするのにどれほどの価値があるでしょうか?
確かに「底値で買って天井で売る」ことが理想の売買だとしても、それはしょせん理想の話にすぎず、何回か売買をするだけでそうやって運用することはできないと悟ると思います。
そして、大事なのは「底値で買って天井で売る」ことではなく「上昇する銘柄にちゃんとその期間に参加していること(売買すること)」です。そうすればもっとも効率的じゃなくても、資産はちゃんと増えていきます。
株式投資と同じように、私たちは私生活でも「もっとも効率的」を常に求めています。
同じ品物を買うのでも「最も安い値段」で購入したいと望んでいるし、英語を学ぶ時や大学入試に代表されるような試験勉強をするときも、もっとも効率的な勉強法をするのが「賢い人」です。
「もっとも効率的」に果たしてどれほどの価値があるのでしょうか?大事なのは「もっとも効率的」ではなく、「ちゃんと参加すること」ではないかと思うのです。
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