有名な相場格言に「頭と尻尾はくれてやれ」があります。かなり有名な格言なので、株式投資をしている人であればご存知の方も多いはず。



今回はみんなが知っているこの格言について、もう一歩踏み込んで考えてみます。ひょっとすると、あなたが株式市場をどのように考えているか?わかっちゃうかもしれませんよ。



改めていうまでもないですが、この「頭と尻尾はくれてやれ」という格言について簡単に解説します。この格言は「底値で買って天井で売りたい」という投資家の願望に対して、そんなことはどんな優秀な投資家でも無理なのだから、底値天井にこだわらずに売買しなさいというありがたいお言葉です。



さてこの「頭と尻尾」、あなたはどんな人にくれてやろうと考えたでしょうか?



欲のつっぱったハゲ親父?

投資初心者の学生投資家?

暇つぶしで投資しているミセスワタナベ?



人は物事を考えるとき、自分の価値観の影響を大いに受けています。自分の価値観の中から出られないといってもいいでしょう。私たちは自分が見たいように世界をみて、自分の住みたい世界の中に住んでいます。



他人を助けない人は、他人が自分を助けてくれない世界に住んでいます。

人の悪いところが気になる人は、自分の悪いところが気になります。



今回、頭と尻尾をくれてやろうと考えた人は、自分の価値観の中にいる人です。



欲のつっぱった人を想像した人は、株式市場は欲望にまみれた戦場で欲張りはいつか高値をつかまされると考えているのかもしれません。初心者のような無知な人を想像した人は、株式市場は知識豊富なプロやベテラン投資家が、無知な人からお金を持っていく場所だと考えているのかもしれません。




でも、実は頭と尻尾をくれてやった人は、全然違うかもしれない。


値幅取りのデイトレーダーかもしれないし、
空売りの買い戻しかもしれない、
念入りに調査した機関投資家で、実は頭なんかじゃなくてまだまだ身があったりするかもしれない。



株式市場は自分が思っている以上に多層的にできている。
どんな視点をもてるかが、実力のうちの一つなのかもしれない。


投資は自己責任で。