今回の下落局面で新規銘柄をいくつか買った後、改めて保有銘柄を見直してみると、業績順調な株が全然ないことに気付きました。さすがに自分でもちょっと不安になってきたので、ここらへんで個々の企業の保有理由をちょっとおさらいしてみようと思います。


なんせ世界一有名な投資家ウォーレンバフェットは、自身が株を保有する理由を「7歳の子供でもわかるように説明しなさい」と言っていますからね。



アスカネット(2438)
エアリアルイメージングの成功による業績拡大に期待して保有。メモリアルデザインは連続増収で順調。パーソナルパブリッシングは苦戦中だが、二つの事業で稼ぎ出す利益に比べて現状でも割安と判断。ROEも高く財務は安定。


ランシステム(3326)
「自由空間」の店舗拡大による継続的な売り上げの拡大を期待して保有。隠し玉としてのシステム販売の高利益率に期待。財務は悪い。現状でPER5倍台と割安。


さくらインターネット(3778)
データセンター需要はしばらく拡大を続けるとみて保有。現に完成したデータセンターで既に注文がさばききれていない。石狩データセンターの完成による償却の負担増で一時的に利益が圧迫されていると判断。追加してサーバートラブルによる急落でチャンスとみて購入。PERでは必ずしも割安ではない。財務もあまりよくない。


アテクト(4241)
PIM事業の拡大と半導体部門の持ち直しによる業績回復を期待して保有。国内工場の移転、子会社解散、PIM事業の売上増と今季で最悪期は脱したと判断。社員の使い込み発覚でも下げず、子会社解散でも反応薄と売りたい人はもう売っちゃったと需給の面からも最悪期は脱したとみている。財務は最悪。でも営業CFが結構黒字なのでその気になれば急回復もと淡い期待。


レッグス(4286)
おまけグッズ屋さん。テレビ広告のような大手広告媒体がその力を失ってきている今、消費者に近い「おまけ」のような宣伝効果が見直されると推測。そういった意味でも店頭での販売促進事業もいい線をついていると思っている。一時期株価は急拡大したが、先行投資負担による来期の減益予想による急落で購入。PERは高い。財務は優等生。


シンプレクスHD(4340)
大証の成功で大規模案件も処理できる会社であると判断。大手都銀向けの拡大に期待。ここ2年ほどは不調にあえいでいたが、大型案件の獲得とともに業績も回復すると判断。システムトラブルや東証大証の合併による先行き不安で割安に放置されている。PERはそこそこ。財務は良好。業績不振でもROEが高いところはさすが。


それぞれのいいところをあげてみると、今は業績が悪くても未来は明るいのではないかと思わせるところもある気がします。全部が全部うまくいくわけはないでしょうが、一つでも当たれば大きく株価に影響するんじゃないかと思っています。

ブログを書くのって、こうやって自分の行動を振り返る機会ができていいですね。


よかったら、クリックしてください。励みになります。

株式長期投資 ブログランキングへ

あくまで、個人的な分析の結果を載せているだけですので、これらの情報に基づいて投資判断をして、結果的に損失を被ったとしても、当方は責任を負いかねますのでご了承ください。株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては、自己責任でおねがいします。