5月14日にアテクト(4241)の決算が出ました。純資産14.3億に対して今年の赤字が5.8憶という、とんでもない赤字でしたね。これで一気にPBRが一倍台になりました。


ま、今年は「毒を食らわば皿まで」(使い方あっててない気もしますが)と、ここぞとばかりに特別損失処理しましたね。主な特別損失を並べてみると、

事業構造改善費用 -417
減損損失       -57
固定資産除却損  -9
子会社整理損   -81
資産除去債務   -130

で、国内工場の海外移転に、プラスチック造形事業の減損処理に、ポリーマー微粒子事業の整理に、社員使い込みの債務除去と、今年で悪いものを出し切っちゃおうって思っているような気がします(勝手な思い込みです)。

派手な特別損失に目を奪われがちですが(とっても大事ですけどね)、その陰で結構いい数字が出てきているのも確かです。いくつかあげると、

・3Q,4Qと営業利益および経常利益が黒字になってます
・3Q,4Qと有利子負債が減少に転じています
・営業CFはやっぱり黒字を維持しています
・財務CFも今年は赤字になりました
・期待しているPIM事業の利益も成長しています

ま、流動負債が多いので今年いっぱいをどう乗り切るかが山ですかね。まさに「コンヤガヤマダ」です。ユーロ危機で銀行の体力も弱りつつある昨今、ちゃんとどこからか借り入れできるでしょうか?


過去はこれくらいにして未来に目を向けてみると、半導体関連の売上が好調時の半分くらいになっているので、半導体部門が回復してくると楽になるのでしょうけど、、、ここら辺は市況が大きくかかわるのでわからないですね。PIMがどこまで伸びるか?がやっぱりカギを握っていると思います。これかが話題になるであろう燃料電池あたりのヒートシンクで採用されると面白くなるんですが、、、、


っとまあ、借入次第では最悪のケースも考えられるので、失ってもいい金額で投資を続けてみようと思います。万事うまくいってテンバーガーってなったらいいなぁ。


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