メガヒットした投資本の一つに「金持ち父さん貧乏父さん」があります。

私も一冊持っていますが、投資をされている方なら、このシリーズを一回は読んだことがある人が多いでしょう。

先日、改めてパラパラと見ていたのですが、この本は少し前に書いたゴールデンサークルから見た投資情報の提供として、とても良くできている投資本だと思いました。


この本のシンプルなメッセージは「ラットレースから抜け出そう」です。この部分が「WHY」に対するメッセージです。そしてそのメッセージの後に、「HOW」として、不動産投資をはじめとした投資法が書かれています。


まさにゴールデンサークルのインサイドアウトで説明ができているんですよね。


普通の一般的な投資本は「HOW」について書かれていることが多い。
「資産はこうやって分散した方がいい」とか、
「インデックス投資がいい」とか、
「バフェットにならった銘柄選択術はこうだ」と言った感じ。

場合によっては「WHAT」について書かれた本もあります。
「○○年で2億円稼いだ投資術」とか、
「FXで月30万の副業生活」みたいなやつです。


そう考えると「ラットレースを抜け出そう」っていう「WHY」を提案した「金持ち父さん貧乏父さん」はやはり優れた投資本であり、とてもイノベーティブな本です。

これを読んでHOWの部分はこれといって参考にしなくても(みんながみんな不動産投資をし始めたわけではないと思います)、WHYの「ラットレースから抜け出す」ために行動を起こした人は多いでしょう。


そして今、ロバート・キヨサキ氏が提案した「ラットレースから抜け出そう」というメッセージは多くの方にいきわたりました。

私の感覚では、ただラットレースから抜け出しただけでは、人生の喜びを得るには足りないと感じています。(まだ、自分が抜け出した訳ではありませんが、、、、)
やはり人は人とのつながりを求めるものだし、誰かに貢献したいという気持ちを満たすことが人生の喜びにつながるのではないかと思います。


次の「WHY」はどのような文脈で語られるでしょうか?


それはいま流行りのノマドでしょうか?
それとも評価経済でしょうか?


私も新しい「WHY」で突き動かされるようなメッセージを求めているし、もし可能なら自分からも発信していきたいと思います。


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