ケン坊の資産運用日記

サラリーマンが小型株の中長期投資(3か月~数年)で資産形成を目指す。目指せ!!お金に縛られない自由な人生!!

投資の心得

自分勝手な勝負に出ない

なんとなく軟調な日々が続いています。
上げるでもなく、かといって大きく下げるでもない、だらだらと下げるような日々。


そんな日々が続くと、どこかのタイミングで勝負をかけたくなる自分がいて困る。

うまくいかない日々が続く状態では、自分で何かを変化させたくなるんですよね。


でも、こういった場面でかけた勝負はだいたい負ける。
そりゃ、自分の都合でかけた勝負がうまくいくはずがないです。


なので、今みたいななんとなくうまくいかない日が続いたとしても、常に上にいっても、下にいっても大丈夫なような、中途半端なトレードで凌いでいくメンタルな強さが必要だと考えています。


何事も決めつけない、曖昧なものを曖昧なままにしておける強さを持つことも投資家としての成長には必要なんだと思うこの頃です。


投資は自己責任で。

頭と尻尾は誰にくれてやるのか?

有名な相場格言に「頭と尻尾はくれてやれ」があります。かなり有名な格言なので、株式投資をしている人であればご存知の方も多いはず。



今回はみんなが知っているこの格言について、もう一歩踏み込んで考えてみます。ひょっとすると、あなたが株式市場をどのように考えているか?わかっちゃうかもしれませんよ。



改めていうまでもないですが、この「頭と尻尾はくれてやれ」という格言について簡単に解説します。この格言は「底値で買って天井で売りたい」という投資家の願望に対して、そんなことはどんな優秀な投資家でも無理なのだから、底値天井にこだわらずに売買しなさいというありがたいお言葉です。



さてこの「頭と尻尾」、あなたはどんな人にくれてやろうと考えたでしょうか?



欲のつっぱったハゲ親父?

投資初心者の学生投資家?

暇つぶしで投資しているミセスワタナベ?



人は物事を考えるとき、自分の価値観の影響を大いに受けています。自分の価値観の中から出られないといってもいいでしょう。私たちは自分が見たいように世界をみて、自分の住みたい世界の中に住んでいます。



他人を助けない人は、他人が自分を助けてくれない世界に住んでいます。

人の悪いところが気になる人は、自分の悪いところが気になります。



今回、頭と尻尾をくれてやろうと考えた人は、自分の価値観の中にいる人です。



欲のつっぱった人を想像した人は、株式市場は欲望にまみれた戦場で欲張りはいつか高値をつかまされると考えているのかもしれません。初心者のような無知な人を想像した人は、株式市場は知識豊富なプロやベテラン投資家が、無知な人からお金を持っていく場所だと考えているのかもしれません。




でも、実は頭と尻尾をくれてやった人は、全然違うかもしれない。


値幅取りのデイトレーダーかもしれないし、
空売りの買い戻しかもしれない、
念入りに調査した機関投資家で、実は頭なんかじゃなくてまだまだ身があったりするかもしれない。



株式市場は自分が思っている以上に多層的にできている。
どんな視点をもてるかが、実力のうちの一つなのかもしれない。


投資は自己責任で。

ストレスをためないことに集中する

自分がトレードをしていく上で、最も大切にしていることの一つが、投資でストレスをためないこと。

株式投資って、上がったら上がったでいつ利益確定しようかとモンモンするし、下がったら下がったでいつまで下がるのだろうかとビクビクするし、ヨコヨコならヨコヨコで他の上がっている銘柄が気になったりするしで、一時も気が休まることがない。


そうやってストレスをため続けた結果、わけのわからないトレードをすることになる。


株式投資をしていて、一番ダメージを受ける取引は、そうやって自分がキレちゃったときのトレード。破滅への道は、誰かに連れられて行くのではく、自らの足で歩むものだ。


リーマンショッククラスの大暴落でも、ムキにさえならなければ一時的には大きなダメージを受けたとしても、致命傷を負って退場することはない。でも、自暴自棄になったときのトレードは、ちょっとした急落や急騰でも、致命的な損失をもたらす。下手すりゃ退場まで追い込まれる。


自分がかたくなに信用口座を開かない理由は、そういったキレたトレードで致命的なダメージを受けないための予防線。ようは自分を信用していない。


そういった意味では、ストレスをためないためには少しくらいのダメダメトレードをしても全然問題ない。ちょっとの急落で持株を投げ売って、次の日に高値で買い戻すような、そんな株式投資を始めて3日目位の初心者がやりそうなダメダメトレードをしようと全然OK。
その急落時に塩漬けして、そのままストレスのかかった状態でさらなる急落にみまわれて、自分勝手に大量のナンピンを入れることに比べれば、翌日高値で買い戻すのも素晴らしいトレードだ。って考えることにしている。


で、久しぶりの更新でなんでこんな記事を書いたかというと、一昨日の急落でバンバン売って、昨日のリバウンド高値で買い戻をしたから。全力でダメダメトレードをしたからに他ならない。


こうやってブログを更新することも、ストレスをためないいい方法だなっと改めて感じる。



 投資は自己責任で。
 

チャンスを捉える能力は多くの失敗によってこそ身につく

持株や監視銘柄から適時開示やリリースが出た時に、自分でその影響を考えることなく、次の日の株価を見て確認することってありませんか?


私も気を抜くとそうしてしまいがちなのですが、もし自分をファンダメンタル投資家と考えているなら、できる限りその情報の株価への影響を自分で試算するべきと思います。そして実際に指値を入れて投資してみる。


私自身が寄りの気配を見ることができないサラリーマンということもあって、そうやって自分の試算で指値を入れるのですが、自ら入れた指値がとんでもない値段だったりすることが多いです。


めちゃめちゃ高い指値買いで、寄り天で買ってしまったり、逆にその日の底値で売っちゃったりします。その時はその時で結構落ち込んだりするのですが、これもいい経験。



本当は翌日の寄り付きの株価を確認して投資したほうが効率はいいのかもしれません。だけど、そんな投資ばかりをしていると、ずっと株価を見ながら投資する癖がついてしまいます。


個別株の投資をしているのであれば、市場が効率的でないことを期待して投資しているはず。そうじゃなきゃインデックスファンドでも買っていればいい。


あくまで個別株の投資で勝負するのなら、市場が非効率的になった、そのチャンスの扉が開いた瞬間に投資しないといけません。そのチャンスをつかむ能力は、日頃から多くの企業の変化について自分で考え、判断し、実際に身を削って投資した経験をたくさん積んでこそ身につくものです。



チャンスの扉が開いた瞬間に、
あれ?ってゆがみを捉える能力
そしてその時に実際に投資をする行動力



この2つの能力は、何度も何度も失敗して、たまに大きく成功した経験があるからこそ、身につけることができるものだと考えています。

実力を身につけるとは

株式投資は完全実力主義の厳しい世界です。
置かれている立場や資産規模などによって多少の有利不利はありますが、基本、実力のない人はお金を市場に提供し、去っていくことになります。


では、相場で生き残るための実力をつけるためには何が必要なのでしょう?


多くの投資家は勉強家です。多くの本を読み、ブログやツイッターを巡回し、日経新聞を読み、決算書を読み、場合によってはセミナーなどに参加する方もいるでしょう。


そうやって知識を得ることは実力をつけるための第一段階にすぎません。その段階にとどまっていては、本物の実力を身につけることはできません。知識だけでは行動は変わらないからです。



次の段階へ行くためにはその知識を自分のものにする必要があります。いわゆる「腑に落ちる」ことが必要です。


得た知識を自分の言葉に置き換え、今までの世界観を変えることで、初めて自分の行動を変えることが可能になります。その、行動が変わることがイコール実力がついたということです。


では、どうすれば得た知識を自分のものにすることができるのでしょう?


自分はその1つの方法が、得た知識の中から、今の自分の実力では合理的ではないと思うことを「あえて」実行することだと考えています。


この「あえて」が大切。


今の自分の実力のなかで、合理的に最善を尽くしたやり方をしても、自分の世界観を変えることはできません。


その世界観を壊し、次のステップに進むためには【今の自分の世界観では説明がつかない何か?】に触れる必要があるのです。


「あえて」とった行動はそれに触れるチャンスを提供してくれる可能性があります。



そうやって今の自分を常に変化させることが、実力を身につけることだと考えています。


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