ケン坊の資産運用日記

サラリーマンが小型株の中長期投資(3か月~数年)で資産形成を目指す。目指せ!!お金に縛られない自由な人生!!

アスカネット

アスカネットの株はいつ売るのか?

今でしょ!!


(ごめんなさい、やってみたかっただけです。あながち間違いじゃないかもしれませんが、、、)


冗談はさておいて、前回の記事でアスカネットの事業ポートフォリオについて書いたので、それを踏まえて、「じゃあ、この株はどうなったら売るのか?」について自分が買う時に立てた仮説を書いてみたいと思います。
ちなみに、具体的な株価が出るわけじゃないので、そこは期待しないでくださいね。



以前の記事にも書きましたが、株式投資をする際には、仮説を立てるってとっても大切だと思うんです。「会社がどのような発展をするのか?」自分なりの仮説を立てること。また、どのような事態が発生する可能性があるのか事前に考えておいて、こうなった時は売却、こうなったときは買い増しを検討するって前もって考えておくこと。

そんなケーススタディを自分の中で持っておくことで、材料が出たときに株価に振り回されずに冷静に取引できると思うんです。


前に「想定の範囲内」って言葉が流行りましたが、何かが起こる前に、その何かが起こる可能性を考えておいて、事前にどうふるまうかを想定しておくことが、変化の速いこの時代を勝ち抜くのに大切だと思います。


で、アスカネットについて。


前回の記事を読んでもらうとわかるのですが、この会社は3つの事業のうち、メモリアルデザイン事業で稼いだ利益を使って、パーソナルパブリッシング事業やエアリアルイメージング事業に投資しているという、お金の流れがあります。

それを踏まえて、いろんなニュースが出たときに、どう反応するのか事前に考えておくことで、素早い対応を可能とするのです。


例えば、こんなニュースが出た時にどう反応しますか?

①エアリアルイメージング事業の量産化成功で株価急騰
②エアリアルイメージング事業のための工場建設で、減価償却費が急増して赤字転落
③パーソナルパブリッシング事業のゼンレイフラット写真集の不具合による回収費増で利益急減
④メモリアルデザイン事業の競争激化で、利益急減






①なんてまさに今起こっていることでして、じゃあどれくらいの株価で売ればいいか?って話になるんですが、これって自分で決めるしかなんですよね。今は初年度売上2億円っていう記事が出ましたが、売上2億として利益はいくらになりそうか?それを一株利益として例えば100円ありそうだとしたら、PER15倍として、1500円の株価押し上げ効果がありそうだとか(具体的な数字は全然適当に書いているので自分で調べてくださいね)。
来年以降はどれ位の売上が立ちそうなのか?じゃあ利益は?そんなことを考えながら売却額を決めていく。
ま、実際はそんなの正確にはわかりませんけど。なんとなく考える。

そして、もちろん取引しているのはファンダメンタル派の人ばかりじゃないから、急激な株価上昇によるオーバーシュートを何処まで見込むのか?それとも自分を貫いて見込まないのか?そんなことを考えながら売り時を判断する。それって結局は自分で決めるしかない。





じゃあ、②や③の時はどうするのか?
もちろんその規模にもよりますが、どちらもこの会社のお金の流れを崩すニュースじゃない。ってことはもしこれで株価が下がれば買い増しのチャンスって判断してもいいんじゃないかと思います。ストップ安なんてなったとしても、ワクワクしながら買い入れちゃう感じ。



逆に④は危険なサイン。
パーソナルパブリッシング事業やエアリアルイメージング事業でキャッシュをそんなに稼げてない時に、メモリアルデザイン事業までキャッシュアウトするようになると、財務が悪化していくのが目に見えています。一年でどれくらいのキャッシュアウトになるのか?どれくらいその状況が続けば、どれくらい借入の規模が拡大していくのか?銀行との付き合いはいいのか?そんな心配が出てくるようだと、株価も下がる可能性が高い。ってことは④のニュースが出たときには、その株価に係わらず速やかに全株売却でって考える。



今回は例えばでしたが、こんな感じで、どんなニュースが出るか考えて、その時にどう対処していくのか自分なりの基本方針をある程度決めていく。そういう仮説を立てておくことで、売買時にはシンプルに考えて冷静な対処ができると思います。


っとか言いながらも、今みたいに急騰しちゃうと、なかなかそんな冷静な判断なんかできないんですけどね。
でも、考えてないよりは絶対に前もって仮説立ててたほうがいいと思う、今日この頃です。



 

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ストップ高したアスカネットの事業バランスの良さを、PPMの観点からBCGマトリックス(成長‐シェアマトリックス)を使って実例してみる

タイトル長くてすいません。

しかもPPMやらBCGやらの、よくわからんアルファベットまで使って(はっきり言ってSEO対策です)、既に読む気をなくされている方もいるかもしれませんが、もし興味を持たれた方がいらっしゃれば、長くなりますのでお時間がある時にお読みください。


今回は、満を持して動き出した(?)アスカネットについて、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の観点から、BCG(ボストンコンサルティンググループ)マトリックス(成長・シェアマトリックス)を使って、その事業ポートフォリオのバランスの良さを簡単に書いてみたいと思います。


PPMとは、複数の事業を行っている会社が、経営資源をどのように配分するのか?どのように効果的に事業を組み合わせるかを決定するための経営分析、管理手法です。
そこでよく使われるのが、成長‐シェアマトリックス(BCGマトリックス)といわれる2×2のマトリックスで、横軸にマーケットシェアの大小、縦軸にマーケットの成長性をの高低をとった表で、以下のように表わされます。


BCGマトリックス










市場成長率が高く・シェアが大きい左上の「花形」は、市場成長に合わせて投資を必要とする事業。
市場成長率は低いがシェアが大きい左下の「金のなる木」は、追加投資しなくてもキャッシュフローや利益を生み出す事業。
市場成長率は高く・シェアが低い右上の「問題児」は、シェアの拡大や市場成長にあわせて積極的に追加投資するか、それとも撤退するかを考える必要のある事業。
市場成長率が低く・シェアも低い「負け犬」は将来性が低いため撤退する事業。


と、ざっくりとこんな感じで分類して、各事業にどのように資源配分していくかを判断する材料を提供するのが、BCGマトリックスです。


もっと詳しく知りた人はGoogle先生にでも聞いてください。


そのマトリックスをアスカネットの事業で当てはめてみると、以下のようになります。

BCGマトリックス2











メモリアルデザイン事業は「金のなる木」、パーソナルパブリッシング事業は「花形」、エアリアルイメージング事業は「問題児」(各事業の詳細はアスカネットのHPをみてくださいね)。

これは、売上高利益率をみるとわかりやすくて、メモリアルデザイン事業は34~35%の売上高利益率がある高利益体質の事業。パーソナルパブリッシング事業のそれは14~16%くらい、そして、エアリアルイメージング事業は赤字と、見事に「金のなる木」、「花形」、「問題児」の形になっています。売上はもちろん「花形」のパーソナルパブリッシング事業が1番多いです。


そして、以下のように、「金のなる木」のメモリアルデザイン事業で稼いだキャッシュを、「花形」のパーソナルパブリッシング事業や「問題児」のエアリアルイメージング事業に投資しているという、お金の流れが見えてきます。

BCGマトリックス3









今のところ「金のなる木」のメモリアルデザイン事業はその先行者利益を活かして、順調にキャッシュを作っています。そして今、そのキャッシュを使って投資した成果がパーソナルパブリッシング事業の「ゼン・レイフラット」や「after shutter」として現れたり、エアリアルイメージングの量産化実現間近のニュースとなって現れてきました。投資した成果が、利益やキャッシュフローとして現れようとしている今、株価もそれに対応して上がっていくのかもしれません。


通常「金のなる木」はいつかは枯れる日がきます。こうやってメモリアルデザイン事業でキャッシュを作ることができる間に、「花形」のパーソナルパブリッシング事業や「問題児」のエアリアルイメージング事業をしっかりとキャッシュを稼げる事業にしたてることがとても大切です。そして、その日はそんなに遠くなくなってきてるんじゃないでしょうか?


また、長い目で見ると、今は「花形」のパーソナルパブリッシング事業が追加投資を必要としない「金のなる木」になっていき、「問題児」のエアリアルイメージング事業が「花形」になっていく、そんな事業のライフサイクルが見えてくるのかもしれません。



今回は小難しいテンプレートを使って考えてみました。でも、好調な事業で稼いだキャッシュを使って、新事業に投資するというのは、当たり前といえば当たり前の企業経営です。ただ、こういったテンプレートを使うことで、その当たり前のことを図でわかりやすく示せるところに、その良さがあるのではないでしょうか?

BCGマトリックスには事業間のシナジー効果が見えなかったり、単純化しすぎているといった弱点もあります。そういったツールの限界も考えながら、こういったテンプレートを一つの投資判断ツールとして使うのは、やっぱり面白いですね。


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アスカネット決算発表

持株のアスカネットが第三四半期の決算を発表しました。


ま、可もなく不可もなくって感じでしょうか。2Qが良くなかったので、持ち直したところは評価できます。


売上はかろうじて前年アップですが、利益は前年割れ。事業別にみるとパーソナルパブリッシングが相変わらず冴えない状態です。


事業別の四半期毎の利益推移を昨年の1Qから並べてみると、

メモリアルデザインは
160→153→213→175→
145→158→227

パーソナルパブリッシングは
118→86→185→59→
113→18→158

エアリアルイメージングは
-17→-16→-15→-24→
-19→-21→-11

と、パーソナルパブリッシングの調子の悪さをメモリアルデザインの伸びでは支えきれていない状態です。


というか、やはり今季2Qのパーソナルパブリッシングの利益の低さが際立ちますね。


この状態からよく持ち直しました。


パーソナルパブリッシングは新しい写真集ZENフラットと円安の効果で、改善が見込まれるんじゃないかなぁなんて、淡い期待を抱いています。


後はエアリアルイメージングがいつモノになるかですね。資金は豊富ですし、土地も買ったし、残りの二つの事業もそこそこ順調なんで、配当もらいながら気長にエアリアルイメージングによる革命的な変化を期待しようと思います。


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アスカネットきたんじゃね?


このところ調子が良かったので、持株を売却してキャッシュポジションを高めていました。


機械受注などの先行指数が弱いので、第一四半期の決算が出る頃には、景気減速感から軟調な相場になるのではと、当たらない予想をしての措置です。


でも、今日の後場でアスカネットが出来高を伴って上げていたので、アスカネットをがっつり買い増ししてしまいました。考えと行動がバラバラです。


でもこれ、来たんじゃないですかね?アスカネット。


ま、間違ってたらさっさと撤退します。外れてたらごめんなさい。当たってるといいなぁ。



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アスカネット 第一四半期発表


先週の金曜日(2012年9月7日)にアスカネットの第一四半期の決算短信が発表されました。


アスカネット 平成25年度第一四半期決算短信 
http://www.asukanet.co.jp/main/ir/pdf_library/20120907-tansin.pdf


今期は前期と比べて減益予想をしているので、
それを受けての進捗がどうなっているのかが焦点でした。
結果的には期初の予想の進捗25%と予想通りの進捗の結果。
良くも悪くもサプライズはなしって感じですね。


アスカネット15Q

売上も変化なし、営業利益&経常利益が下がっていますが、
新規事業立ち上げで二千万くらいの赤字が出ているのしょうがないでしょう。
エアリアルイメージング事業が実を結べば回復してくると思いますが、、、、


この会社は、メモリアルデザインと、パーソナルパブリッシングの、
二つの高ROA事業(ROA11%!!)で稼いだ資金を使って、
エアリアルイメージングという夢のある新規事業を育てているところが好きで投資しています。

無借金経営なので、BSは全然問題なし。
買掛金や棚卸資産、各種資産に大きな変化はありません。
もう少し詳しくP/Lと部門別の売上・利益をみていくと、

アスカネット151QPL

原価と販管費が少しずつ上昇してきているために、利益がへってきているのがわかります。
それでも粗利で50%を超えているので、全然高利益体質であることには変わりません。
今年もROA10%を超えてくるんじゃないでしょうかね。


事業別では、順調だったメモリアルデザインが、
増収ではあったものの、減益になってしまったのが気にかかります。

パーソナルパブリッシングは、相変わらずの減収減益ですが、
欧州があんなにひどい状況にもかかわらず、減収の速度が遅くなってきたので、
そろそろ減収減益も底をうつかなって感じですね。

期待のエアリアルイメージングについては、まあ、こんなもんでしょう。
四季報や社長のインタビューでは、今年の下期にも量産化が開始されるとのことで、
どれくらいの売上がついてくるでしょうか?
まあ、こういった新規事業の予定ってのは遅れることが多いので、
今年は過度な期待をせず、減益でもよしってことで、株価は期待しないで静観です。
いつものことですが、投資は自己責任でお願いしますね。


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